7月の健康 熱中症 |
今年はすでに猛暑日となる日が多く「熱中症」で救急搬送される方が相次いでいます。 真夏の暑い時期よりも、梅雨の中休みで突然気温が上昇した日とか、梅雨明けの湿度が高い時期の方が、熱中症を発症しやすいのです。 私たちの身体は環境が変化しても、体温を一定に保とする体温調節機能が備わっています。 暑いときは皮膚から空気中へ熱を逃したり、汗をかいて、汗が蒸発することで熱が奪われ、体温が上がり過ぎないように調節します。 しかし気温が上昇し皮膚表面の温度と大気の気温差が少なくなれば、熱の放出が難しくなり、さらにこの時期は湿度が高くなるため、汗が蒸発せず、こちらも熱の放出が難しくなり体温が上昇します。 また大量に汗をかいたまま水分を補給しないでいると、汗として放出する水分がなくなり、体内に熱がこもってしまい、熱中症を引き起こしてしまいます。 熱中症は予防が大切です。 ・体調を整えること:十分な睡眠、規則正しい食事、徐々に暑さに慣れていくことなど ・環境を整えること:炎天下を避ける、涼しい服装、帽子や日傘で直射日光を防ぐ、湿度の高い屋内は風通しをよくするなど また、こまめな水分・塩分の補給が大切です。 この夏は節電を心がけながらも無理はしないで、体調管理をしっかりしていきましょう。 (2011.7.1[Fri])
|
|