2012年07月のニュース&トピックス

7月の健康 食中毒菌
梅雨に入り蒸し暑い日が続いています。

梅雨から夏にかけて、湿気が多く、気温が上昇するこの時期は、食中毒の原因菌が繁殖しやすいため、食中毒が発生しやすくなります。
特に注意したいのが、カンピロバクターと腸管出血性大腸菌(O-157、O-111など)です。

カンピロバクターは発生件数が多く、特に生の鶏肉からの感染がほとんどです。感染すると、1日から7日くらいで発症し、発熱、腹痛、下痢などの症状がみられます。

腸管出血性大腸菌は発症件数が少ないものの、発生すると命に関わることもあります。特に生の牛肉からの感染がほとんどです。感染すると、1日から14日くらいで発症し、激しい腹痛、下痢、血便、嘔吐などの症状がみられます。

症状が出るまでの潜伏期間は、原因菌や、食べた量によって異なるそうです。また原因菌が体内に入って増殖するものは発症まで時間がかかり、すでに食品内で細菌によってつくられている毒素が原因となり発症するものは潜伏期間が短い傾向にあります。

いずれにせよ、生の肉を扱うときは細菌が付着していると思った方がよいようです。
食中毒菌は熱に弱いため、ほとんどの菌は75℃で1分間加熱すれば死滅します。
また焼き肉などの時は、焼く箸と食べる箸を別にしたり、買ってきた食品はすぐに冷蔵や冷凍にしましょう。

保存や調理方法などに注意して食中毒菌をやっつけてしまいましょう!
(2012.7.4[Wed])

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