2月の健康 眼底検査 |
最近、眼底検査を組み入れる健康診断が増えているそうですが、どのような目的で行っているのかご存じですか? 眼底検査では白内障や緑内障、眼底出血などの目の病気だけでなく、全身疾患の診断にも役立っています。 検査では、眼底にある網膜を走っている血管の状態を調べます。 眼底は血管の状態を直接観察できる唯一の場所です。 この血管を観察することで高血圧や動脈硬化、糖尿病などによる血管の病変なども疑うことができます。 また眼底の血管は脳の血管と密接な関係があり、しかも脳の血管と似たような変化を示します。脳の血管を直接調べることは難しいだけに、眼底検査は脳の血管がどのような状態にあるか推測する手がかりとなっているのです。 たとえば、網膜の血管が細くなっている状態があれば、脳の血管にも動脈硬化が進行していると推測できるのです。 眼底検査は検査時間は数分で痛みはありませんので、年1回は受けてみましょうね。 (2013.2.2[Sat])
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