2013年07月のニュース&トピックス

7月の健康  むずむず脚症候群
「むずむず脚症候群」という病気を聞いたことがありますか?

むずむず脚症候群は足の裏やふくらはぎ、太ももなどに不快感が起こり、じっとしていられなくなる病気です。

症状の訴え方はさまざまですが、「脚がむずむずして動かしたくなる」「足の中を虫が這うような感じがする」「痛い」「ほてる」「かゆい」などと表現され、なんともいえない不快感です。
特に夕方から夜間にかけて、不快感が強くなり、睡眠不足に悩まされることが多くなります。

この病気は運動に関する情報を脳に伝えるドーパミンという物質の機能低下や、ドーパミンの働きに欠かせない鉄分の欠乏が関係しているなどと考えられていますが、はっきりした原因はまだわかっていません。

これまで日本では、患者が極端に少ないため、疾患の知識もほとんど普及していませんでした。そのため、医療機関を受診しても「末梢神経の障害」や「坐骨神経痛」などと診断されることも多くあったようです。

そんななか、2010年に、治療薬の保険適用が承認されました。約8割の患者に症状の改善が認められるそうです。

また生活習慣を見直すことで症状が改善することがあります。
適度な運動やバランスのとれた食事、特に鉄分不足に注意しましょう。就寝前にふくらはぎなどのマッサージをするのもいいと思います。
(2013.7.1[Mon])

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