9月の健康 過活動膀胱 |
急に尿意が起こり、我慢できないことはありませんか? このような症状を尿意切迫感といい、過活動膀胱の典型的な症状です。 また頻尿もよく見られる症状で、排尿してもすぐに尿意が起こります。 尿をためるとき、膀胱は緩み、尿道は収縮して尿がたまります。 膀胱に約400ccほど尿がたまるとその情報が脳に伝達され、膀胱は収縮し、尿道は緩んで尿が排出されます。 過活動膀胱の場合、膀胱と脳との間の伝達がうまくいかず、尿を溜める時期に膀胱に異常な収縮が起こるため、尿が少量しか溜まっていないのに勝手に強い尿意を感じ、頻尿になったり、尿が漏れたりしてしまうのです。 過活動膀胱の原因は、膀胱そのものや排尿神経の異常、骨盤底の筋力低下、前立腺の異常などが考えられています。 治療には、「排尿日誌」をつけることで、自分の排尿の状況がよくわかり、治療に役立つそうです。 きちんと記入することで、一日の水分摂取量や、膀胱にためられる量を把握することができます。 水分の摂り方や、尿意を少し我慢して膀胱にためる量を増やしていくという訓練をすることで、排尿を自分でコントロールできるようにるそうです。試してみましょう。 (2014.9.1[Mon])
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