11月の健康 脳梗塞 |
日本人の5人に1人が脳卒中を発症するといわれています。 脳卒中には3つのタイプがあります。 脳の奥の細い血管が破れて出血を起こす「脳出血」 脳動脈瘤という血管のこぶが破裂して、脳と頭蓋骨の間に出血する「くも膜下出血」 そして脳卒中全体の約75%と最も多くを占めている「脳梗塞」です。 脳梗塞は、脳の血管が詰まるために起こる病気です。 脳の血管が詰まると、そこから先の血流が途絶え、脳が壊死してしまします。 その結果、壊死した部位が司る機能が失われ、体の左右どちらか片側に突然症状が現れます。 特に多いのが、「体の片側の腕や脚が麻痺する」「顔がゆがむ」「ろれつが回らないなどの言語障害」です。これらの症状は脳梗塞の重要なサインです。 脳梗塞の治療は時間との戦いといわれています。命に関わるだけでなく、病後に重い後遺症を残すこともあります。脳卒中の専門医がいる医療機関で早く治療を受けるほど治療効果が期待できます。 脳梗塞が疑われる症状がひとつでもあれば、すぐに救急車を呼んで、専門の医療機関に搬送してもらうことが重要です。 (2014.11.11[Tue])
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