2015年04月のニュース&トピックス

4月の健康  帯状疱疹
帯状疱疹は免疫が弱まると発症する病気なので、体力が低下してくる50歳代以上の方に多くみられます。しかし最近ではストレスや疲労などの多い20〜30歳代の若い年代にも増加しているといわれています。

帯状疱疹は、水ぼうそうを起こすウイルスと同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」によって起こる病気です。

水ぼうそうは子供の頃にかかることが多く、1週間程度で治ります。しかし、ウイルスは完全には消滅せず、体の神経節というところに隠れています。

このウイルスは体の「免疫」に見張られているため、復活の機会を狙いながら、潜伏し続けています。そしてストレスや疲労などにより免疫力が低下したときにウイルスが復活します。

復活したウイルスは、神経節の神経に沿って皮膚や神経を攻撃しながら増え始めます。そして皮膚に帯状の赤み、ブツブツ、水ぶくれなどをつくり、また神経への攻撃によって強い痛みが起こります。この帯状の症状から「帯状疱疹」といわれます。

帯状疱疹は早く治療を始めれば、皮膚の炎症や痛みが重症化するのを防ぐことができます。

しかしなかには、皮膚障害が治ったあとも痛みが取れず、痛みが慢性化してしまうことがあります。これは帯状疱疹後神経痛といい、3ヶ月程度で治まるといわれていますが、長く続く人は1年〜10年以上になるそうです
(2015.4.9[Thu])

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