7月の健康 足底腱膜炎 |
朝起きたとき、歩き始めの一歩に、かかとがズキンと痛んだことがありませんか。このような症状を感じたら、足底腱膜炎を疑ってみます。 足底腱膜は、足のかかとの骨から指の付け根まで伸びて、足のアーチ構造を支えている膜状の組織です。 足底腱膜の炎症は、加齢によって足底腱膜が硬くなり傷つきやすくなったり、足の使い過ぎや、ふくらはぎの硬さ、肥満などの要因が絡み合って起こると考えられています。 痛みの特徴は、起床時や長時間座った後の始めの一歩で、かかとにズキンという強い痛みを感じます。これは、寝ていたり座ったりしていると、足底筋膜は縮んで硬い状態になります。 その状態で歩きなじめると、急に腱膜に負荷がかかって痛みが出るのです。この痛みはしばらくすると徐々に和らいでいきます。 足底腱膜炎によるかかとの痛みは、足底腱膜やふくらはぎのストレッチが有効です。 起床時など歩き出す前に足底筋膜をやさしくもみほぐしてからゆっくり伸ばしていくと、歩き出すときの痛みが少し楽になります。ふくらはぎも、柔らかくしていることが大切です。 また、痛みのあるうちは運動などは控えて、足を休ませるようにしましょう。 (2015.7.9[Thu])
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