2016年05月のニュース&トピックス

5月の健康  腸内フローラ
私たちの腸内にはたくさんの細菌がすみついています。これら腸内にすんでいる細菌は、腸内細菌といわれ、その数は100種類以上、個数は約100兆個にもなるそうです。

顕微鏡で見てみると、多種多様な腸内細菌が種類ごとにグループをつくり、腸内に壁面を作って生息している様相は、まるで植物が群生しているお花畑(フローラ)のように見えることから、腸内フローラとよばれるようになりました。

腸内フローラを作っている腸内細菌はその働きから3つのグループに大きく分類されています。

一つ目は、体にとって良い影響を与えてくれる「善玉菌」、二つ目は、体に害を与えることが多い「悪玉菌」、そして三つ目は、その時の環境によって善玉にも悪玉にもなる「日和見菌」と呼ばれる菌です。

腸内フローラは、善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7で存在しているのが理想的な状態といわれます。健康な人の腸内では、善玉菌が悪玉菌を抑える形で、一定のバランスが維持されています。

腸内細菌は一方が増殖すれば、もう一方が抑えられるというように全体の数が定まっているため、腸内では、善玉菌と悪玉菌がいつも激しい生存競争を繰り広げていて、陣取り合戦をしている状態といえます。

そのため腸内細菌の比率によって、人相・手相が異なるように腸内フローラの様相も、ヒトそれぞれに違うのだそうです。

お花(菌)畑ちょっと見てみたいですね^m^
(2016.5.20[Fri])

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